縁起を楽しく担いでみよう

縁起を楽しく担いでみよう

私たちは新年初詣に行ったり、節分には豆まきをしたりと年中行事を通じて自然と縁起や験を担いでいます。また個人的にも行動やラッキーアイテムなどを信じる人も多いようです。日本人の縁起に対する考え方やその具体的な事柄についてお話しましょう。

概要

普段、何気ない生活の中で、なんとなくではありますが、縁起を担いだり気にしてしまうことはないでしょうか。例えば爪を切ろうと思ったら夜中だったのでやめておいたり、湯飲みに茶柱を見つけて嬉しくなったり、そんな経験があるかもしれません。

縁起とは、一般には、良いこと、悪いことの起こるきざしの意味で用いられ、「縁起を担ぐ」、「縁起が良い、悪い」という風に言われます。縁起を担ぐとは、そうすることによって以前に良い結果が出たと言われる行為と同じ事をして、今回もうまくいくようにおしはかることを指します。さらに良い縁起をもたらすものは「縁起物」といわれ、さまざまなアイテムが売られています。

縁起担ぎ、または験(ゲン)を担ぐとは、仏教の因縁生起(いんねんしょうき)という言葉のうち、縁と起をとって縁起という言葉が生まれたそうです。それは世界の一切は直接的にも間接的にも、何らかのかたちでそれぞれ関わり合って変化しているという考え方を指しています。そのため縁起とは「何かによって起こること」で、具体的には「苦しみは、なんらかの因縁(原因・条件)によって起こるため、その因縁がなくなれば、苦しみも起きずに済む」ということになります。それが後年、「縁起を担ぐ」という、「これをやると後々不幸なこと起こるのでするな」もしくは「これをやれば幸運な出来事が起こりやすくなるからしておけ」という形に定着していきました。

日本人というのは古来より、縁起を担ぐのが好きな民族でもあります。残された歴史的な資料の数々を見ても、昔の人も日常生活のふとした仕草や食べ物まで、縁起をよく担いでいたことがわかります。

縁起を担ぐことが、絶対的な効果がないにしも関わらず、今日まで廃れずに来たこと考えると、それの第一の理由は「やるとなんだか楽しいから」ではないでしょうか。これまで全く気にせず過ごしている方も、多少は担いでみたことのある方も、縁起を担ぐということについていろいろご紹介したいと思います。

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